楽天銀行の金融商品に「不動産担保ローン」があります。
不動産担保ローンとは保有している不動産を担保にして、カードローンやフリーローンよりも低金利で融資を受ける方法です。
2025年8月、楽天銀行の不動産担保ローンの固定金利(5年毎見直し)は年1.81%〜10.57%で、比較的低金利で融資が受けられるローンとして、注目を集めています。
融資された資金の使い道は原則自由で、借りたお金は幅広い目的に使え、借入目的を問わず利用しやすい商品です。
しかし楽天銀行の不動産担保ローンについて、以下のような疑問を抱えている人も少なくありません。
- 楽天銀行の不動産担保ローンのメリットとデメリットは?
- 審査に落ちないためにはどうしたらよい?
- 楽天銀行の不動産担保ローンは安全?
疑問に答えるために、本記事では楽天銀行の不動産担保ローンの基本情報からメリット、デメリットまでまとめています。
本記事を読むと、審査の流れや落ちないための秘訣が身につくので、可能な対策を行ってから楽天銀行の不動産担保ローンに申し込みましょう。
Contents
楽天銀行の不動産担保ローンのメリットと特徴5選
楽天銀行の不動産担保ローンのメリットと特徴は以下の通りです。
- 事前審査の結果は最短翌営業日に分かる
- 融資された資金の使い道は自由自在
- 有担保ローンなので低金利で借り入れ可能
- 家族の不動産を担保にでき、住宅ローンが残っていても借り入れができる
- 手数料無料で繰上返済できる
事前審査の結果連絡は最短翌営業日と早めで、必要なお金を準備できるか不安に思いながら待つ時間を減らせます。
借りたお金の使い道が問われないので利便性が高く、担保を用意する借り方により金利負担の軽減も可能です。
家族の不動産や住宅ローンが残っている不動産の利用にも対応でき、柔軟性の高い借り方ができます。
繰上返済の手数料は無料で、余裕があるとき積極的に返済しておくと総返済額を下げるのに効果的です。
楽天銀行の不動産担保ローンのメリットや特徴に魅力を感じたら、申し込みを検討しましょう。
不動産担保ローンは不動産の活用によって融資を受けるサービス
楽天銀行は東京都港区南港に本社を置くインターネットバンクで、店舗を持たずインターネット上での取引を中心として営業しています。
楽天銀行が提供しているローンの1つに、不動産を担保として融資を受けられる金融サービス「不動産担保ローン」があります。
担保は万が一返済が滞ったときに備えて差し出す資産で、延滞があると不動産を売却して返済する仕組み。
楽天銀行の不動産担保ローンの基本的な内容は、以下のとおりです。
適用金利 (※2025年8月時点) |
年1.81%~年10.57%(5年見直し) |
---|---|
融資金額 | 100万円以上1億円未満(10万円単位) |
融資期間 | どちらか短いほうの期間 ①1年以上25年以内(1ヵ月単位) ②完済時年齢が満80歳となる期間 |
申込可能な人 | 以下の条件をすべて満たす人 ・借入時年齢が満20歳以上70歳未満 ・完済時年齢が満80歳未満 ・日本国籍を有する、または永住許可等を受けている外国人 ・個人での借り入れ(法人は不可) ・継続して収入が安定している |
取引地域(担保物件所在地) | 全国(※一部地域を除く) |
資金の使い道 | 原則自由 (事業資金、楽天銀行からの借換は不可) |
保証会社 | 株式会社セゾンファンデックス |
返済日 | 1日、12日、20日、27日の中から選択 |
遅延損害金 | 年12.9%(年365日計算) |
不動産を担保にする借り入れ方法なら、現金による返済が滞っても楽天銀行不動産を元に貸したお金が回収できます。
資金が回収できる分、無担保の商品よりも高額の融資が可能で、1億円近くの資金を借りられるケースも。
「子どもが医療系の私立大学に通うので資金を用意したい」「高級車を購入したい」といった資金ニーズにも対応可能です。
融資上限額が高く上限金利も低めな楽天銀行の不動産担保ローンは、複数の会社からの借り入れを1つにまとめられるのもメリットです。
複数他社の借り入れをまとめると、支払日の管理が楽になるだけでなく、銀行口座への入金忘れによる延滞を防止できます。
カードローンでは補えない高額の借り入れを希望するなら、楽天銀行の不動産担保ローンを検討しましょう。
事前審査の結果が最短翌営業日に分かるので不安が減る
楽天銀行の不動産担保ローンの事前審査の結果は最短翌営業日に分かり、「必要なお金が借りられるか」「お金が必要な時までに間に合うか」との不安が減ります。
楽天銀行の不動産担保ローンで借り入れをするには、事前審査に通過しないといけません。
事前審査はWEBで完結し、手持ちのスマホで申請可能です。
事前審査に通過した後は本申し込みをして本審査に移る流れで、最終的に借りられるかは本審査が終わってから決まります。
事前審査に通ったから必ず借りられるとは限らなくても、借り入れの可能性が分かるだけで次の行動を決めやすいです。
審査に落ちると分かったら、早めに別の方法を検討できます。
ただし以下のときは審査結果の回答が遅れる可能性が高いです。
- 申し込み内容に不備がある
- 当日の受付時間が営業時間終了間近
- 審査状況
申込内容に不備があると確認のために時間がかかりがちです。
営業時間終了間近に申し込むと営業時間内に審査が終わらず、先送りになります。
不動産の評価額に対して借入希望額が高すぎる、収入に不安があるなど、審査状況が審査スピードに影響するケースも。
翌営業日に審査結果を知るために、なるべく早い時間帯に申し込み、内容を正確に記入する必要があります。
事前審査で入力する内容は、以下のとおりです。
- 申込者情報
- 借入情報と担保物件
- 勤務先情報
難しい内容ではないので、ミスがないように正確に入力しましょう。
融資された資金は自由自在に使える
楽天銀行の不動産担保ローンで融資された資金には、使い道の制限はありません。
融資された資金は自由自在に使えるため、以下の幅広い目的に利用可能です。
- 自動車の購入
- 子どもの教育費
- 家族旅行の費用
- リフォーム工事
- 他社からの借り入れの一本化
借りたお金の使い道を気にせず、幅広い目的で資金を用意する必要がある人に最適です。
楽天銀行の不動産担保ローンの申込時には、使い道を記入しなければいけません。
融資された資金は自由自在に使えますが、事業資金や楽天銀行の貸付商品の借り換えは対象外です。
カードローンでは上限額が足りない、年収に対してより多くのお金を借りる必要があるといったときには、不動産担保ローンなら対応できる可能性も。
まとまった資金が必要で、担保にできる不動産がある人は、不動産担保ローンを活用しましょう。
有担保ローンならではの低金利で借りられる
楽天銀行の不動産担保ローンは、不動産を担保として低金利で借り入れが可能な商品です。
金利には手続きに必要な費用の回収と合わせて返済が滞ったときのリスクに備える意味もあり、リスクが低い商品ほど金利を低く設定できます。
有担保ローンは延滞時に担保を売却して返済に充てられるため、リスクが低めの商品です。
不動産担保ローンは、カードローンやフリーローンなどの無担保ローンよりも低金利で借り入れができます。
2025年8月時点、楽天銀行の不動産担保ローンの固定金利は年1.81%〜10.57%です。
無担保で利用する楽天銀行のスーパーローンの金利は年1.9%〜14.5%に設定されています。
商品 | 適用金利(2025年8月時点) | 100万円借りて5年で返済したときの利息 |
---|---|---|
楽天銀行 不動産担保ローン | 年1.81%〜年10.57% | 291,700円程度 |
楽天銀行 スーパーローン (カードローン) |
年1.90%〜年14.50% | 411,700円程度 |
不動産担保ローンのほうが、4.0%程度低金利で借り入れできると分かります。
100万円借りて5年で返済したとすれば、利息を12万円程度節約できる計算です。
適用される金利が低いほど総返済額も少なくなるので、なるべく低金利のローンを契約したい人は楽天銀行の不動産担保ローンを検討しましょう。
家族の担保提供や住宅ローンが残っていても借入可能
楽天銀行の不動産担保ローンでは、家族の不動産でも担保提供できるだけでなく、住宅ローンが残っている不動産でも担保として利用できます。
担保不動産を保有している家族の範囲は、以下の三親等以内に該当する親族です。
- 本人(申込者)
- 配偶者
- 子
- 孫・曾孫
- 父母
- 祖父母・曾祖父母
- 兄弟姉妹
- 甥・姪
親族の不動産を担保とするときは、必須条件として連帯保証人になる必要があります。
「自分の不動産はないけれどお金を借りる手段が必要」といった人でも不動産担保ローンを利用可能です。
住宅ローンのローン残高が購入時の6割以下なら、担保として提供する不動産に住宅ローンが残っていても問題ありません。
担保とする不動産に第二順位の抵当権が設定されますが、融資を受けられます。
第二順位の抵当権は、物件を売却したとき第一順位の抵当者への支払いが終わった後、残った代金を受け取れる立場です。
楽天銀行も資金を受け取れる可能性があるため、住宅ローンの残高が購入時の6割以下なら担保としての利用を認めています。
自分名義の不動産がない、住宅ローンの支払いが終わっていないといった理由で不動産担保ローンの利用を諦めている人は、楽天銀行に申し込んでみましょう。
繰上返済するときの手数料は無料
楽天銀行の不動産担保ローンは、手数料無料で繰上返済ができます。
繰上返済は毎月決められた支払い額よりも多く返済する方法で、いつでも繰上返済が可能です。
繰上返済を活用すると元本が減るので、総返済額を減らす効果が期待できます。
例えば100万円借りた人が返済期間を5年から4年半に減らせたら、利息を30,800円程度軽減可能です。
返済期間 | 100万円借りたときの利息 |
---|---|
5年間 | 291,700円程度 |
4年半 | 260,900円程度 |
※金利は年10.57%で試算
資金に余裕があるなら、繰上返済を利用するのがおすすめです。
ただし、繰上返済用の口座へ振り込むときの振込手数料等の実費はかかります。
繰上返済によって減らせる利息と手数料のどちらが得になるか試算した上で、繰上返済を活用するか判断しましょう。
楽天銀行の不動産担保ローンのデメリットと注意点3選
利用するメリットが多い楽天銀行の不動産担保ローンですが、以下のデメリットや注意点もあります。
楽天銀行の不動産担保ローンのデメリットや注意点は、以下の通りです。
- 融資を受けるときの事務手数料が高い
- 金利が5年ごとに見直される
- 事前審査から融資までに3週間かかる
楽天銀行の不動産担保ローンでは、事務手数料が高い傾向にあります。
金利が5年ごとに見直される仕組みで、将来的に金利が上がる可能性も。
事前審査結果が出るのは早くても実際の融資までには3週間程度かかるため、お金が必要な時期に間に合うよう早めに手続きしなければいけません。
デメリットや注意点を把握しておかないと、借り過ぎてしまったり、必要な時期に融資が受けられなかったりする可能性も。
楽天銀行の不動産担保ローンのデメリットや注意点を理解した上で融資を受けましょう。
融資に関する事務手数料が高い
楽天銀行の不動産担保ローンの融資を実行するときには、事務手数料がかかります。
事務手数料の金額は融資金額の2.2%(消費税込)で、最低事務手数料は38,500円(消費税込)です。
融資額に関係なく最低事務手数料が設定されていて、借入額が少ない人でも38,500円負担しなければいけません。
事務手数料も含め、融資を受ける際の初期費用は以下のとおりです。
- 事務手数料
- 登記費用
- 印紙税
- 振込手数料等
(※登記費用は融資金額に含むことが可能です。)
楽天銀行の不動産担保ローンで融資を受ける際は、初期費用を考慮しなければいけません。
とはいえ不動産担保ローンの諸費用は、借入先の金融機関にかかわらず発生する費用です。
借り入れ後に「思ったより費用がかかった」と後悔せずに済むよう、事前に手数料について理解してから申し込みましょう。
5年ごとに金利の見直しが実施される
楽天銀行の不動産担保ローンの金利は5年ごとに見直され、返済額が変動する可能性もあります。
ただし一部例外があり、基準金利が大幅に変動したときは随時借入利率の見直しが実施される予定です。
金利が下がったときは良くても、金利が上がると返済負担も大きくなります。
借入額が高ければ、金利の変動がわずかでも返済額が大きく増えるケースもあるため、余裕を持って返済できる金額のみ借り入れしましょう。
楽天銀行の不動産担保ローンの金利は、以下の要件を加味して決まります。
- 市場金利等をもとに楽天銀行が算出した基準金利
- 保証会社へ支払う保証料
- 各種コスト
- 一定の収益等
市場金利や保証会社へ支払う保証などをふまえて、楽天銀行独自の基準で金利を決定する仕組みです。
新しい金利は、毎月15日ごろに楽天銀行ウェブサイトで公開されます。
今後ますます金利が上昇する可能性もあるため、定期的に金利を確認して返済額の変動に備えましょう。
融資までに3週間かかる
楽天銀行の不動産担保ローンでは、事前審査から借入実行まで3週間〜1か月程度の日数がかかります。
スムーズに審査や書類提出が進むと、3週間で融資が受けられます。
しかし申し込みが混み合っているときや担保物件を念入りに調査する必要があるときは、1か月以上かかるケースも。
必要な時期に融資を受けられないと、生活に支障が出る可能性もあります。
楽天銀行の不動産担保ローンを利用して融資を受ける際は、余裕をもってスケジュールを組まなければいけません。
資金が必要な時期から逆算し、審査が遅れても問題ないよう、お金が必要な時期から1か月以上前には申し込みを済ませましょう。
楽天銀行の不動産担保ローンの審査に落ちないために気を付けること
楽天銀行の不動産担保ローンの審査に落ちないために、気を付けておくべき点は以下の通りです。
- 個人の信用情報に傷がついていないか確認
- 安定した就業形態である
- 返済負担率が30%以内に収まっている
審査を申し込んだ後に落ちてしまうと必要なお金を用意できず、予定を変更しなければいけません。
信用情報に傷がついていると、多くのケースで不動産担保ローンの審査に通りません。
就業形態が不安定なときや、借りすぎているときも審査通過は難しいです。
審査に落ちる可能性を減らすためにも審査のポイントを知り、可能な対策を実施してから申し込みましょう。
支払いの延滞による個人の信用情報に傷がついている
以前に長期延滞や債務整理をしていると、信用情報に傷がついています。
信用情報とは以下の項目を含んだ、個人の経済的信用に関する情報です。
- クレジットカードの情報
- ローンの利用状況
- 返済状況
- 公共料金等の支払い状況
ローンの審査をするとき、楽天銀行は申込者の信用情報を確認し、予定通り返済してもらえるか判断します。
信用情報は信用情報機関に集められ、申し込みを受けた金融機関が照会できる仕組みです。
全国銀行個人信用情報センター(以下「センター」といいます。)は、消費者信用の円滑化等を図るために、一般社団法人全国銀行協会(以下「全銀協」といいます。)が設置、運営している個人信用情報機関で、ローン等に関する個人信用情報を登録し、会員における与信取引上の判断のための参考資料としてこれを提供しています。
引用元:センターの概要│全国銀行個人信用情報センター
信用情報に傷がついていると、「過去に延滞した人は返済管理ができない」「融資しても返済できる経済状況ではない」との理由で、金融機関は融資を渋る傾向です。
信用情報に傷がついていると審査に影響するので、自身の信用情報が分からないときは確認しておきましょう。
信用情報を確認するには、以下の信用情報機関に開示請求する必要があります。
- CIC(株式会社 シー・アイ・シー)
- JICC(株式会社 日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
上記3つの信用情報機関はそれぞれ加盟会員は異なりますが、相互交流ネットワークを通じて信用情報を共有する仕組みになっています。
1件に開示請求をすれば自分の状況が分かるので、信用情報機関ごとに決められているWebや郵送申し込みで開示請求を行いましょう。
信用情報に傷があるときは、情報が消えるまで審査に申し込んでも通りません。
原則5年経過すると情報は削除されるので、期間が過ぎるまでは楽天銀行の不動産担保ローンへの申し込みは控えましょう。
転職活動中や無職で収入が安定していない
転職活動中や無職で収入が安定していないと、審査に影響がでます。
収入が安定していないと金融機関は返済が滞る可能性が高いと判断し、審査に通りにくいです。
働いていたとしても、以下のような非正規雇用や事業者も審査に影響する可能性があります。
- アルバイト
- 派遣社員
- 日雇い労働
- 事業を始めたばかりで事業歴が浅い
- 安定した利益が出ていない
アルバイトや派遣社員は正社員と比較して離職の可能性が高く、安定性が低いとみなされがちです。
就業形態別にみると、一般労働者の入職率が 12.1%、離職率が 12.1%で同率、パートタイム労働者の入職率が 27.5%、離職率が 23.8%で入職超過となっている。
引用元:令和5年雇用動向調査結果の概況│厚生労働省
実際に正社員の離職率12.1%に対し、アルバイトも含む非正規雇用の離職率は23.8%と高いとの結果が出ています。
日雇い労働は仕事を得られなくなったら収入が途絶えるため、審査上不利です。
事業を始めたばかりの個人事業主や安定した利益を出せていない自営業者は、収入の少ない月に返済が難しいと判断されて審査に落ちる可能性があります。
楽天銀行の不動産担保ローンを検討しているなら、正社員や契約社員などの比較的安定した就業形態になると審査に通りやすいです。
短期のアルバイトや日雇い労働なら非正規の勤務形態でも長期の仕事を探す、事業を始めたばかりなら事業歴を伸ばすなど、可能な対策を行ってから申し込みましょう。
対策を始めてから3か月程度経過すれば、審査に通りやすくなる可能性もあります。
年間の返済額が年収の30%以内に収まっていること
年収に占める年間のローン返済額の割合を返済負担率と言い、年間の返済額が年収の30%以内に収まっていないと審査通過は厳しい傾向です。
一般的に無理のない返済負担率は20%〜25%程度で、年収600万円であれば年間の返済額は120万円〜150万円です。
有担保ローンなら返済負担率が30%でも借り入れできる可能性も。
返済負担率が30%を超えると返済が滞るリスクが高まると判断され、金融機関の審査が厳しくなります。
楽天銀行の不動産担保ローンの利用を検討しているなら、年間の返済額が年収の30%以内に収まるように融資を受けるのが審査を通過する秘訣です。
楽天銀行の不動産担保ローンは絶対借りられる?
楽天銀行の不動産担保ローンは、絶対に借りられる保証はありません。
楽天銀行の不動産担保ローンに限らず、ローン商品を利用する際には審査が必須です。
銀行系の不動産担保ローンは金利が低く融資額は高くなりがちのため、審査が厳しくなる傾向にあります。
信用情報や収入面、返済負担率を考慮して、問題がないなら審査に申し込みましょう。
事前審査は、スマホで簡単に申し込めます。
楽天銀行の不動産担保ローンの利用を検討しているなら、事前審査に申し込み審査通過の可能性があるか金融機関に判断してもらいましょう。
楽天銀行の不動産担保ローンがおすすめな人
楽天銀行の不動産担保ローンがおすすめなのは以下の人です。
- スマホのみで手続きがしたい
- なるべく低金利で融資を受けたい
- 他社からの借り入れをまとめたい
店舗に行くのが難しい人にとっては、スマホのみで手続きができる楽天銀行の不動産担保ローンは手続きしやすいです。
不動産担保ローンは一般的なローンよりも金利を引き下げられる可能性があります。
他社からの借り入れをまとめる利用方法も認められているので、返済が負担になっている人も利用を検討しましょう。
店頭ではなくスマホで手続きがしたい
楽天銀行の不動産担保ローンは、事前審査から契約締結までスマホで手続きが可能です。
金融機関によっては来店が必要で、平日仕事で窓口に行けない人や家事育児で忙しい人は手続きが難しいです。
直接話をするのが苦手な人も抵抗感を覚えやすいため、スマホで手続きできると無理なく申し込めます。
ただしスマホで提出できない書類は、郵送しないといけません。
郵送する手間はかかりますが、書類を用意した上で店舗に出向く時間を考えると、郵送の方が手軽です。
店舗に行く時間がない人や、人と会うのが苦手な人は、楽天銀行の不動産担保ローンを利用しましょう。
低金利で生活資金を融資したい
できるだけ低金利で融資を受けたい人は、楽天銀行の不動産担保ローンがおすすめです。
最も高い金利が設定されたとしても、年10.57%とカードローンよりも低い金利で借り入れできます。
条件を満たすと、1.0%台の低金利で必要な資金を融資してもらえるケースも。
ただし低金利で融資を受けるには、一般的に以下の条件を満たす必要があります。
- 東京都や大阪府などの都心部の不動産を担保にする
- 5割程度の頭金を入れられる
条件に該当する人なら、低金利で融資を受けられる可能性が高いです。
可能な限り頭金を入れる対策なら、住んでいる地域にかかわらず対応できます。
実際に申し込みを行い、事前審査の結果を元にどの程度の金利が適用されるか確かめてみる方法も。
望んでいる金利で融資を受けられないならば、契約しないという選択肢も選べます。
最短翌営業日に事前審査の結果が分かるため、別の方法を考える必要があるときも対応しやすいです。
金利を重視して不動産担保ローンを選びたい人も、楽天銀行の不動産担保ローンを検討しましょう。
他社からの借り入れの支払い日をまとめたい
楽天銀行の不動産担保ローンは、他社の借り入れを借換するのに適した金融商品です。
無担保のおまとめローンもありますが、担保がないとすでに高額の借り入れをしている人は審査に通らない可能性もあります。
他社からの借り入れをまとめると、支払い日を管理しやすくなるだけでなく、利用額を管理する手間も大幅に軽減できます。
借り換え前に3件の借り入れをしていると返済日が月3回に分かれ、返済額がばらばらのケースも多いです。
返済日が月1回になるだけでも、返済の負担を大きく減らせます。
借り換えによって金利を低くできる可能性も高いです。
一般的な上限金利は以下の通りで、楽天銀行の不動産担保ローンの上限金利より高い傾向にあります。
ローンの種類 | 一般的な上限金利 |
---|---|
消費者金融カードローン | 年18.0%程度 |
銀行カードローン | 年14.5%程度 |
消費者金融3社から年18.0%で借り入れしていた人は、最大の金利が適用されたとしても年10.57%まで金利を引き下げられます。
金利が低くなれば総返済額が下がり、毎月の返済額も抑えられ、生活が楽になる可能性が高いです。
3社から100万円借りている人が5年で全額返済するとすれば、23万円以上利息を節約できる可能性も。
商品 | 100万円借りて5年で返済したときの利息 |
---|---|
楽天銀行 不動産担保ローン | 291,700円程度 |
消費者金融カードローン | 523,600円程度 |
複数の金融機関から借り入れをしているなら、楽天銀行の不動産担保ローンを検討しましょう。
楽天銀行の不動産担保ローンをおすすめしない人
メリットがたくさんある楽天銀行の不動産担保ローンですが、以下に該当する人にはおすすめできません。
- 不動産投資を検討している
- 住宅ローン残高が多く残っている
楽天銀行の不動産担保ローンを不動産投資に活用するのは、利益を上げるのが難しい点で向いていません。
住宅ローン残高が多く残っていると担保として認められず、ローンの審査通過は難しいです。
自身の状況と照らし合わせて、楽天銀行の不動産担保ローンが向いていると判断したら利用を検討しましょう。
不動産担保ローンの借り入れで不動産投資を検討している
不動産担保ローンを不動産投資目的で利用する方法もありますが、楽天銀行の不動産担保ローンは不動産投資に向いていません。
都市部の不動産を担保としないと、低金利で融資が受けられないからです。
不動産担保ローンを不動産投資目的で利用する際は、不動産投資の利回りが不動産担保ローンの金利より高いときに利益が得られます。
不動産担保ローンの金利が高くなると、不動産投資の難易度が上がり、リスクも高くなります。
金融機関で融資を受けて不動産投資を行っていると、金利変動によって返済が厳しくなり、思った成果を上げられない可能性も。
金融機関の融資を受ける場合、自己資金に対して大きな投資金額となりレバレッジ効果がある、家賃収入でローン返済を行い資産形成ができるといった魅力があります。一方で、融資の審査、金利変動リスク、長期に渡る返済などを検討しておくことが必要です。
引用元:知っておこう!現物不動産投資の種類と方法│日本FP協会
楽天銀行の不動産担保ローンは5年の変動金利制のため、金利の動きによっては不利になります。
楽天銀行の不動産担保ローンは不動産投資に利用するよりも、「子どもの学費を用意する」「海外旅行の資金にする」といった日常的な用途で利用しましょう。
住宅ローン残高が借入時から6割以上残っている
楽天銀行の不動産担保ローンでは、住宅ローン残高が借入時から6割以上残っている物件は担保として利用できません。
楽天銀行の公式ウェブサイトに、「ローン残高が購入時の約6割以下になっていることが目安」との記載があります。
住宅ローン残高が残っている状態で新たにローンを組むと、多重債務になり毎月の返済で生活が圧迫される可能性も。
返済が苦しくなり、返済ができなければ不動産を失って悪循環に陥るケースもあるため、慎重に検討しないといけません。
楽天銀行の不動産担保ローンを無理なく利用するためにも、住宅ローン残高をできるだけ減らしてから利用を検討しましょう。
楽天銀行の不動産担保ローンの申し込みの流れと必要書類
楽天銀行の不動産担保ローンに申し込む流れは以下の通りです。
- 楽天銀行の公式サイトで仮申込をする
- 楽天銀行および保証会社で事前審査が行われ後日結果を受け取る
- 事前審査に通過すると楽天銀行から本申込に必要な書類が郵送される
- 申込書類一式に必要事項の記入と捺印を行い、楽天銀行に返送する
- 楽天銀行および保証会社で本審査が行われる(担保不動産の現地調査が実施される)
- 本審査の結果について楽天銀行から連絡がある
- 本審査に通過すると契約書類が郵送される
- 契約書類一式に記入と捺印を行い、楽天銀行に返送する
- 指定の口座に融資金が振り込まれる(抵当権設定の登記が行われる)
- 楽天銀行から返済予定表などの各種書類が送付される
楽天銀行の公式サイト経由で仮申込をすると事前審査が行われ、メールまたは電話で審査結果の連絡が入ります。
事前審査に通過したら本審査に必要な書類が届くまで待ちましょう。
書類を受け取ったら記入と捺印を済ませ、楽天銀行に返送すると本審査が始まる流れです。
本審査に通過すると契約書類が送られ、再度必要事項の記入や捺印を行います。
書類に不備がなければ融資が受けられ、抵当権設定の登記も実施。
書類の郵送は本申込と契約するときの2回あるので、郵送するときに時間と手間がかかるので、余裕をもって手続きを始めましょう。
楽天銀行の不動産担保ローン利用時に必要な書類
楽天銀行の不動産担保ローンを利用するときには、以下の書類を準備する必要があります。
- 本人確認書類
- 収入証明書担保関係書類
必要な書類は利用者ごとに異なるため、事前審査通過後の案内を確認して準備しなければいけません。
例えば収入証明書類には源泉徴収票や所得証明書がある中で、人によって指示される書類が異なる可能性もあります。
必要書類は本審査を受けるための申込書類と合わせて送付する流れです。
担保物件を共有している人は、共有相手に連帯保証人になってもらう必要があります。
連帯保証人がいるときは、連帯保証人にも書類の記入や必要書類の提出に対応してもらわなければいけません。
必要書類は漏れなく揃えて、ムーズに契約しましょう。
楽天銀行の不動産ローンを利用するときに気になるQ&A
楽天銀行の不動産担保ローンに関する、よくある気になる質問は以下の通りです。
- 楽天銀行の不動産担保ローンの審査は甘いとの噂は本当?
- 検索すると「不動産担保ローン やばい」と出るのはどうして?
- 楽天銀行の不動産担保ローンで何円まで借りられる?
楽天銀行の不動産担保ローンの審査は甘いと聞いたのですが本当ですか?
楽天銀行の不動産担保ローンの審査は、甘くありません。
一般的にノンバンク系(消費者金融系)のローンは審査難易度が比較的低く、銀行系のローンの審査基準は厳しいと言われています。
銀行系のローンの審査が厳しめになりがちなのは、金利が低めでローン以外の業務も担当しているためです。
ローンで赤字を出すと経営が悪化し他の業務に支障が出る可能性もあるため、審査をより厳格に行っています。
楽天銀行は銀行系で不動産担保ローンの審査も厳しめのため、「ローン残高が低い」「都心にある」など可能な限り高く評価される不動産を活用しましょう。
検索すると「不動産担保ローン やばい」と出ます。どうしてでしょうか?
不動産担保ローンがやばいと言われるのは、返済ができなくなり延滞すると、担保に入れた建物や土地を売却する必要があるためです。
不動産担保ローンは無担保ローンに比べて金利が低く、毎月の返済額を抑えられるメリットがあります。
しかし滞納すると不動産を失うため、自宅を担保に借りた人は住宅がなくなる可能性も。
不動産を売却しても返済額に達しないときは、再度ローンを組んだり自己破産を選択したりしなければいけません。
計画的にローン返済ができるなら不動産担保ローンは金利が低くお得ですが、無計画だと破産する可能性があります。
不動産担保ローンに申し込むときは念入りに返済計画を立て、無理なく返済できる金額のみ借りましょう。
楽天銀行の不動産担保ローンではどのくらいまで借り入れできますか?
楽天銀行の不動産担保ローンの借入金額は、「00万円以上〜1億円未満までです。
融資可能な金額は、担保不動産によって異なります。
楽天銀行の不動産担保ローンでは、複数不動産を担保とする借り方も可能です。
1つの不動産では必要な金額を借りられず、複数の不動産を所有しているなら、不動産を活用して必要な金額を借りましょう。